UNISON SQUARE GARDEN「TOUR 2023 “Ninth Peel”」宮城公演レポ

今回は「TOUR 2023 “Ninth Peel”」宮城公演のレポをお届けします。といっても今回はセトリに対して感じたことや私なりに考察したことを中心にお話ししたいと思います。
福島公演のレポもあるので、読んでいただけたら嬉しいです。

UNISON SQUARE GARDEN「TOUR 2023 “Ninth Peel”」福島公演レポ

さて、今回は「TOUR 2023 “Ninth Peel”　福島・けんしん郡山文化センター公演」のライブレポートです。 この日はなんと！UNISON SQUARE GARDENのギター・ボーカルの斎藤宏介さんの誕生日！ そんなめでたい日は大きなホールでも十分客席は埋まると思うのですが、なんと、大ホールではなくキャパが約800人の中ホールでの公演でした。 実は、わたくし、福島公演は前の方の席が用意されまして…もうやばかったです。ほんとにやばかったです。

skmr-music.com

2023.07.13

1曲目「夢が覚めたら(at that river)」。「Flashback of that river」の部分では濃い青の照明でステージ上を川のように表現していました。開演前からスモークがたいてあったので、青い照明がステージ全体に広がり、とても幻想的でした。

からの２曲目「シュガーソングとビターステップ」。個人的にはここではシュガーソングとビターステップきてほしくなかったんですよね笑　だってユニゾンの大ヒット曲のこの曲が来ないってことはまだライブが続くってことじゃないですか。だからいつもこの曲が、まだ楽しいライブの時間はまだ終わらないなっていう心のよりどころになっているんですよね～　

３曲目「ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ」の次は「Nihil Pip Viper」。ここの繋ぎ、「制御不能だ」からのNihil Pip Viper。ほー、こう来たか。Nihil Pip Viperって勢いであんまり意味の分からない歌詞、例えば「耳からスパゲッティ　肘で茶沸かすわ」とか、もうこの曲が制御不能だなって。

次の「City peel」と「静謐甘美秋暮抒情」この２曲が続いたのがほんとにおしゃれだなって思っていて…　今回のツアーのセトリで一番の好きポイントです。どっちの曲も人生について考えさせられる曲というか、これからの人生を優しく応援してくれる曲というか…　似た世界観の曲だと思います。この２曲が続いたことによって、より説得力が増して私に響き、泣きそうになっていました。セトリをプレイリストにして何度も聴いているのですが、ここの部分が好きすぎて戻してしまう程です。

「WINDOW開ける」この曲について、レポではなくなってしまうのですが、ライブ後、会場から出たところで私の後ろにいた二人組が「隣の人、WINDOW開けすぎてた」って言っていたんです。「WINDOW開けすぎてた」この言葉だけでこの２人組の隣の人がどんなんだったか想像がつきます。WINDOW全開、自我をオープンでよほど暴れていたんでしょうね。

「WINDOW開ける」「シューゲイザースピーカー」「アンチ・トレンディ・クラブ」「MIDNIGHT JUNGLE」「Phantom Joke」の次に一瞬の休憩時間という流れだったのですが、この５曲でテンションが徐々に上がっていく感じ、とっても良かったです。Phantom Jokeまでの曲がPhantom Jokeを演奏する前の布石でもあったようにも感じました。斎藤さんの「Phantom Joke」というMCから始まり、この曲を区切りに次のフェーズに入る。ここのセトリの流れ、完璧でした…

「Numbness like a ginger」。いい曲だなって思っていたのも束の間、「お人好しカメレオン」です。お人好しカメレオンですよ。「えっ今来るの。確かにNumbness like a gingerの次にピッタリだけど、今これ来る？？」って気持ちでいっぱいいっぱいです。

ROCKIN’ON JAPAN の Ninth Peelについてのインタビュー記事で田淵さんがこう言っていたんですよね。

たぶん僕が言っている、新曲が絶対なきゃいけないわけじゃねえだろっていうのを、アルバムツアーで体現することで、何か新しいバンドカルチャーの形が見えてくるかもしれない。そのほうが、すごいセットリストを作れるアイデアがあるんです。そこを数年前から計算していて。この曲を意図的にやる、この曲は意図的にやらないって蓄積してきているので。そうなると、昔の焼き直しっぽいセットリストにはならないですね、絶対に。『超新鮮！』『この曲が今聴けるなんて！』みたいなことができるので。そこは実現できたらいいなと思ってますね

引用：ROCKIN’ON JAPAN 2023年5月号

いや、今お人好しカメレオンやったら、ユニゾン好きは誰でも『この曲が今聴けるなんて！』って思うに決まってるじゃないですか！！
私たちはまたしても田淵さんの手のひらの上だったのです…　どこまで計算しているのでしょうか…　あと約1年でユニゾン結成20周年ですが、どんなことが起こるのか先が思いやられますね。1年後ですがもう今から楽しみです。

次はアルバム1曲目の「スペースシャトル・ララバイ」。スペースシャトル・ララバイとお人好しカメレオンって、君は君でいいんだよっていう曲だと思うんですけど、この手の曲はさまざまなアーティストでよくあるようなコンセプトだと思います。でも、ユニゾンのこういう曲って押しつけがましくなくて、心地よい感じがするのでとっても好きです。

16曲目、「放課後マリアージュ」はカオスが極まるのカップリング曲なので、もしかしたら、ユニゾンをサブスクでしか聞いていなかった人は聴いたことがなく、知らない人も多かったのかなって勝手に思っていたのですが、どうなんでしょう。途中で手拍子をしていた人がたくさんいたので、そんなことなかったんですかね。カオスが極まるの初回限定盤に放課後マリアージュのMVも収録されているので、見たことない人はぜひ見てみてほしいです。女優さんも起用しているMVとなっていて、ほんとにカップリングなのかびっくりするくらいクオリティーの高い楽曲になっています。これは私の想像でしかないのですが、今後、放課後マリアージュはよく演奏される曲になるのではないかと思っています。

17曲目「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」については、もう楽しかったという感想しかありません。宮城公演は後ろから数えたほうが早い席だったのですが、そんなのは関係なしに楽しかった…　こんなにも楽しい曲、この世にあるのかっていうくらい楽しい曲です。

18曲目の「カオスが極まる」、すみません。全く記憶ありません。徹頭徹尾夜な夜なドライブではしゃぎすぎたのが原因です。なので、とばします笑

19曲目、「恋する惑星」で田淵さんが上手側に来て後ろの方を指でさしてたんですよ。それがもろ私の方向だったので、私に向けてさされた指だと思っています。その方が夢があるでしょう？

しかも田淵さん、めっちゃ上手側見ていて(ただ都合の良い記憶しか覚えていないだけに過ぎないと思うのですが)、目が合ったような気がして(んなわけない)、とってもハッピーでした～

アンコール1曲目「ガリレオのショーケース」今日もまた、斎藤さんと田淵さんのお遊びタイムでした。この日は、なんか二人でジャンプし始めました。後ろの方の私も一緒にジャンプしていたのですが、私の周りでジャンプしてたの私だけだったかも笑　ちょっと恥ずかしい。

最後の曲、「kaleido proud festa」では、私は前日の福島公演の疲労もありへとへとだったのですが、最後の曲楽しまないとという気持ちで、ノリノリになってきました。でも、よく考えたら、私よりもユニゾンのお三方の方が疲れてるに決まってますよね。すごいなあ。いつも楽しませてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。

セトリについて語りすぎて、思ったよりも宮城公演のレポの要素が薄くなってしまいました…　それくらい、良いセトリだったんだなと思ってください笑

そういえば、Ninth Peel next　の内容がついに出ましたね！友達と連番する予定だったのですが、FC先行は１枚しか申し込めなかったので、住んでいるところから一番近いところを一般で申し込むことにしたのですが、当たるんでしょうか…　FC先行で申し込んだところは倍率が高くなる予感がするところばかりで、不安です。

まだ読んでいない方は、福島公演のレポも読んでくださいー！

他の記事も読んでいただけたら嬉しいです。では、また会いましょう！